僕の失敗。ライフスタイル編。

自己顕示欲と自己承認欲求にまみれた小心者の僕の暮らしぶりについて綴ります。また僕の失敗。マイホーム編も合わせて読んで頂けると幸いです。













simple life style

僕のライフスタイルをここに綴る…

僕の失敗。ある後輩と僕編。第6話「凶兆」

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どうも。僕です。

 

前回の続きです…

 

 Yくんに相談をし、後輩Sくんにオークションで得た僕のお金の所在を明らかにすべく、僕は後輩Sくんにメールをした。

 

メールはオークションがどうなったのか?そして、連絡を電話でくれるようにお願いします。という内容だ。

 

後輩Sくんから連絡が…

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メールをして7時間ほどして、後輩Sくんから連絡が来た。

 

 

 

 

メールでだ。

 

僕はSからのメールの内容を確認する前に、自分の送信メールを確認した。やはり、電話で連絡をくれるようにメールしている。

 

何故メールでの返信なんだ?なにかやましいことがあって、電話だと悟られてしまうからメールでの返信なのか?

 

それとも、ただ電話が出来ない状況なのか?僕はSからのメールの内容を確認した。

 

 

お疲れ様です!

おおかた売れました!ご連絡遅れて申し訳ありません!

お金は入金がされ次第、お渡しします!

 

 

というような内容だ。特に言い訳もなく、何事もなかったような文面である。

 

いやいや、ちょっと待て。おかしいだろ。連絡が遅れたのはまあいい。でも、お金が入金され次第というのは明らかにおかしいだろ。

 

通常の取引では入金が確認された時点での、商品の発送だ。Sの利用しているオークションサイトはメルカリのように売上金が一度デポジットされるシステムではない。

 

…コイツ、使い込んだな。

 

僕の脳裏にそんなワードがよぎった。僕はSをなるべく追い詰めないように、その入金とやらが、いつになるのかメールした。

 

Sからは直ぐに返信が来た。

 

 

25日過ぎになると思います!

 

 

なるほどな…お前の給料日のあとじゃねぇか!そういうことか!やっぱ使い込んでいて、給料日に返そうって魂胆じゃねぇか!

 

僕は腑に落ちない気持ちになったが、慕ってくれる数少ない後輩と気まずくなるのが嫌だったので、気付かないふりをして「ありがとう」というメールを送った。

 

その後、Sから無事にお金を受け取ることが出来たが、今思えばおそらくこの頃からすでに金に困っていたのだと思う。

 

いや、それ以前からかもしれない。

 

それから約1年後

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オークション事件の後、僕とSは関係を崩すこと無く元の状態へと戻っていた。

 

監査の話も聞くこともなく、平穏な日々が続いていた。そんな折、Sに転勤の話が持ち上がった。

 

Sは元々違うエリアから転勤してきたのだが、上司の計らいで元いた地元エリアへの帰還が許されたのだ。

 

そして、それを機に、Sは兼ねており交際していた彼女と結婚をすることになったのだ。

 

非常にめでたい話であったので、僕はSにお祝いの電話をした。

 

僕「お疲れ〜」

 

S「お疲れ様です!」

 

僕「聞いたよ〜地元帰れるんだって?しかも彼女連れて行くんだろ?良かったね!」

 

S「は…はぁ…良かったのか悪かったのか…」

 

Sは力なく愛想笑いをした。両手を挙げて喜んでいる感じでは全くなかった。むしろちょっと困った感じを醸し出していた。

 

僕「良かったに決まってんじゃんw結婚でしょw」

 

S「まぁ、そうなりますね…」

 

マリッジブルーか?

 

僕「いつ異動になるの?」

 

S「来月には異動になります」

 

僕「そうなんだ。じゃあ、会えないな」

 

S「はい…結構スケジュールがタイトなんで」

 

その後、世間話をして、これまでの付き合いにお礼を言って僕は電話を切った。今思えば、結婚に対しての不安ではなく、異動に対しての不安だったのだと思う。

 

というのも、この異動話から、Sの不正が発覚することになったからだ。

 

つづく

 

ということで、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!それでは次回またお会いしましょう!

 

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