僕の失敗。ライフスタイル編。

自己顕示欲と自己承認欲求にまみれた小心者の僕の暮らしぶりについて綴ります。また僕の失敗。マイホーム編も合わせて読んで頂けると幸いです。













simple life style

僕のライフスタイルをここに綴る…

僕の失敗。ある先輩と僕編。第6話「一本の電話」

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どうも。僕です。

 

旋回の続きです…

 

 転勤後の先輩さんの生活

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転勤後、先輩さんは益々勢いづいていった。

 

先輩さんの転勤先は、彼女たちがいる札幌とは高速道路で1時間ほどのところにあった。

 

先輩さんは毎週転勤先から札幌へと帰ってきて、一日のうちに時間をずらして各彼女と会うという生活をしていた。

 

流石に一日に3人が限界らしく、2日間ある休みを上手くローテーションを組んでデートしていたという。

 

更に、服装もどんどん派手になっていき、あり得ない値段のジャケットやブーツを次から次へと購入していった。

 

どう考えてもおかしかった。交通費や彼女とのデート代、洋服代を給料だけで賄える生活ではない。

 

そんな時、ある小さな不正が発覚した。

 

会社経費の無断使用

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実は先輩さんが転勤したエリアはこれまでの先輩さんを可愛がっていた上司ではなく、違う上司が受け持っていたのだ。

 

その上司は先輩さんの経費使用の不審な点を指摘した。

 

以前書いたが、先輩さんは後輩の仕事のサポートもしていたのだがそれはあくまで、それまでの上司がたまたま黙認していたことであって、会社のルールとしては先輩さんにそんな権限はないのだ。

 

権限がないのに、勝手に受け持ちの拠点を離れ、後輩が担当する拠点に出向き仕事のサポートをしていた事を問題視したのだ。

 

そして、その際にかかる交通費を、上司の決裁なく無断で落としていたことを咎めたのだ。

 

その時は、以前から後輩のサポートは慣例的に行われていたという事実があったため、厳重注意で済んだのだが、これを機に新しい上司の先輩さんへのチェックが厳しくなった。

 

今考えれば、実際に後輩のサポートが行われていたのかも怪しいものだ。

 

僕は現場を見たわけではないし、人づてに聞いただけなので事実はわからないが 、もしかするとカラ出張のように実際には行われていないサポート業務で交通費だけを不正に入手していたのかもしれない。

 

あるいはサポート業務は一応既成事実として行い、カードでガゾリン台を建て替え、会社の経費で現金化していたのかも知れない。

 

何れにしろ、度重なるデートや洋服代に困って、会社の経費に手を付けたことは間違いなかった。

 

そして、ここから全てが綻び始めた。

 

後輩くん主催「先輩さん祭り!」

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会社の経費の不正使用発覚からしばらくして、後輩くんから僕に電話があった。

 

後輩くん「僕さん、先輩さん祭りしますよ。来てください」

 

僕「ん?なにそれ?」

 

後輩くん「先輩さんのいる街のクラブみたいなのを借りきって、パーティするんですw」

 

僕「おま…パーティって…」

 

経費の不正使用でお灸を据えられた先輩さんを、元気づける為なのかどうかはわからないが、そんなもんやってどうするんだ?

 

後輩くん「この前、先輩さんのいる街に行った時にいい感じのところがあったんですよ!」

 

後輩くんはノリノリだ…

 

僕「…でもなぁ…」

 

僕はその時、経費の不正使用事件があったことや、いろんな意味で暴走気味の先輩さんとはすこし距離を置きたいと思っていた。

 

後輩くん「女も来ますよ?」

 

僕「しかたねぇな!!(ゲス)」

 

そういうことなら話は別だ。

 

当時彼女もいなく、先輩さんのために開いた飲み会でも、盛り上げ役に徹して何一つ収穫がなかった僕には魅力的な話だ。

 

こうして僕は先輩さんソニックなるものに参加することとなり、その準備も着々と進んでいった。

 

一本の電話

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そんな折、一本の電話が僕の職場にかかってきた。

 

相手は入社以来、同僚という枠を超えて友人となった同じ歳のYくんだ。正確に言うとYくんは僕よりも先輩なのだが、歳が同じということで対等に僕と付き合ってくれているナイスガイだ。

 

Yくん「実はすごい話が入ってきたんだ…」

 

僕「すごい話?」

 

Yくん「まだはっきりしてないし、誰かもわからないんだけど…」

 

僕「なに?ヤバイ話?」

 

Yくん「今、上司に聞いたんだけどさ…」

 

Yくんは先輩さんと同じエリアの拠点で勤務しており、先輩さんの経費不正使用を指摘した上司はYくんの上司でもあった。

 

僕「気になるわ!なに?」

 

Yくん「今、監査室が動いていて、今月退職者が出る」

 

僕「!!」

 

つづく…

 

ということで、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!それでは次回またお会いしましょう!

 

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