どうも。僕です。
前回の続きです…
作業
物件が決まり、内装工事も着々と進んでいった。
テーマは和食店だという。清潔感に溢れ、侘び寂びを感じられるその内装は随所にヤツのこだわりを感じられた。
そんな折、内装の一部をコストダウンのために自分たちで塗装することになった。
ヤツの店作りに一役買えることが嬉しくて、僕を含める友人たちはその作業に喜んで参加をした。
駆けつけた友人の中には旭川からわざわざ来た手伝いに来たり、自分の息子を連れてきた友人もいあた。
これもヤツの人徳であろう。
作業は友人が務める会社の倉庫で行われたのだが、この日は本当に寒かった！
しかし、参加した誰もが作業を楽しんでいたのが非常に印象的で強く記憶に残っている。
塗料をおびただしい数の材木にひたすら塗布していく、気の遠くなる作業のはずなのに、楽しい時間はあっという間に過ぎ去るもの。
気がつけば全ての材木の塗装が終わっていた。
この作業の後、程なくしてお店は完成した。
店名「八乃木」
店作りも最終段階へときていたある日、ヤツからLINEで暖簾のデザイン案が送られてきた。
いよいよだ…！本当に店が開店する。非常に感慨深かったのを覚えている。
本当に野望を実現しやがった！
この「八乃木」という店名はヤツの祖先をモデルに作られた”能”の「鉢の木」から取ったものだという。
そして、この文字を書いてくれたのは、すみれの社長のお母様である村中明子さんだという。
様々な愛に祝福され「八乃木」はオープンの日を迎えた。
つづく
ということで、本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます！次回またお会いしましょう！
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