どうも。僕です。
最終回です。前回はこちら…
オープン初日
オープン初日、僕は友人と一緒にヤツのラーメン店「八乃木」に11時の開店時間を目がけて車を走らせた。
駐車場に車を停め、店先を見てみると名店と呼ばれるラーメン店から花が所狭しと贈られていた。
僕と友人は券売機でみそラーメンの食券を買い、ボックス席に腰をかけてラーメンの到着を待つ事に。
店内奥ではヤツが一生懸命ラーメンを作ってる姿が見えた。
と、その時ふと隣の席を見てみると、品の良さそうなおばあさんが座っていた。
…
…はて…?
この人…見た事あるぞ…?誰だ?
ん!!思い出した!
僕は友人に隣の席のおばあさんを指差してこう言った。
僕「隣に座っているおばあさん、すみれのマスターのお母さんだ!」
友人「マジで?」
僕「あぁ、間違いない」
純すみ系と呼ばれる札幌ラーメンの礎を築いたパイオニアが、ヤツのラーメンをわざわざオープン初日に食べに来てくれていたのだ。
その後しばらくして、僕たちのテーブルにヤツの作ったラーメンが運ばれて来た。
奇をてらわず王道を行くラーメンと僕は思った。
そして、伝統を守りつつも、自分なりのアレンジを差し込むヤツのセンスには感心せざるを得ない。
僕と友人がどんぶりからラーメンをすすっていると、僕達よりも少し先にラーメンが運ばれた、すみれのマスターのお母さんがラーメンを完食していた。
スープも一滴残らず飲み干していたのだ。
そして、一緒に来ていた女性の方に「美味しかった…美味しかった…」と涙をティッシュで拭いながら話していた。
その後、厨房にいるヤツにねぎらいの言葉を掛けて、すみれのマスターのお母様は八乃木を後にしたのだが、僕は非常に驚いた。
言い方が悪いがご高齢なのにラーメンを完食されたこと、そしてラーメンを食べて感動し涙した事…
もしかすると、お母様はヤツの事をご自分の孫のように思っていたのかもしれない。
なんにせよ、札幌ラーメンのパイオニア的な存在のお母様を感動させた事には変わりない。
その後
その後、八乃木は日を追って順調に客足を伸ばしていった。
と同時に噂を嗅ぎつけた各種メディアが取材に次々に訪れた。ラジオ、雑誌、テレビ番組。
露出するたびにSNSなどで拡散され、1年を待たずして彗星のごとく一気にブレイクした。まったくなんということだ。
そして、つい3か月の話だ。ヤツからこんなLINEが来た。
『ハナタレナックスに出演する』
ハナタレナックスとは大泉洋などチームナックスがやっている深夜番組で、その中の企画でキングオブラーメンという、区ごとのラーメン店でどこが一番美味しかったか?
というものを、ナックスのメンバーが決める人気企画なのだ。
ヤツの文面からは照れながらも、緊張していることが感じられた。
そして、ヤツはその人気企画で見事優勝を収める。オープンして10ヶ月の出来事である。
なにもかもぶっ飛んでやがる。
だが、それもヤツらしいと言えば、ヤツらしい。最高だぜ。兄弟!
まだ今は始まったばかりの『始まりの始まり』でしかないかも知れないけど、ヤツならきっとこの先も、みんなが喜ぶラーメンを作り続けるだろう。
僕はそんな親友を持てて最高に幸せです。
とまぁ、こうして書いて来たわけですが、凄い事言っていいですか?
実は僕ね…
…
…
…
ラーメンあんまり好きじゃないんですよ。
えええええぇぇぇえぇぇっっ!!!!!
ヒドい?w最低?w
散々、王道を行くラーメンだ、とかさえずっといて、ラーメンが好きじゃないなんてあり得ない?w
いや、仕方ないじゃないですか!好きじゃないものは好きじゃないんだもん!
だって、そもそもラーメンっていつ食べればいいの?
朝は食べれないでしょ?
昼食べたらお腹いっぱいになっちゃって気持ち悪くなっちゃうでしょ?のども乾くし。
夜はお酒を飲むから汁物いらないし、酒を飲んだあとに食べたら戻しちゃうでしょ?
それに油もキツいし、塩分気になるし…
えっ?二度とラーメンの事を語るな?
な…なんかすんません…
ラーメンの事を書いたの完全に失敗でしたね…
ということで、僕の失敗。ある親友と僕編。『完』
ちょっと今回は頭の中にあるものが整理出来なかったので、”生焼け”の状態になってしまいました。
そのうちリライトします。
それでは本日も読んで頂きまして本当にありがとうございます!また次回お会いしましょう!
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